After Effects Night vol.02 に行ってきました

2月20日にSHIBUYA-AXで開催されたAdobe主催のイベント、「After Effects Night Vol.2」の感想をメモ程度に。

PhotoShopとの連携

・3DCGの世界では標準的なファイル形式である「.obj」をPhotoshop CS4に読み込む事が出来るため、Photoshop上でテクスチャを作り、そのpsdを3DデータのままAEに持ち込む事が出来る。また、PS Extended上で3Dオブジェクトの「自己発光」設定も出来る様です。
・「.obj」→「Photoshop(PSD化)」→「AEプロジェクト」で、終始3D空間でオブジェクトをコントロールする事が可能です。
・「.obj」形式の3Dデータは、素材集も豊富な上、インターネット上でフリーで入手する事もできます。そのため、簡単なオブジェクト(本、机、など)であれば、比較的簡単に映像に組み込む事ができます。

カートゥーンエフェクト

・実写などの動画素材に対して適用すると、ポスタライズをかけた画像のようになり、「コミック風」の映像になる。
・具体的な使用例などは多くないため、皆で使い道を模索中な印象。
・実写よりも階調が滑らかな3D素材に適用した方が効果的かも。

Mocha

・高精度トラッキングソフトウェア(スタビライズよりいい)
・「点」ではなく「面」で画像解析しトラッキングするため、撮影時にトラックポイントを用意しなくても対応できる。
・「面」で追うため、トラック対象の一部が画面からはみ出しても追い続ける事ができる。

その他

・バックグラウンドレンダリング - レンダリングをバックグラウンドで行うため、レンダリング中もAEを操作する事が可能。
・「モーションスケッチ」機能(マウスの動きを位置情報のキーフレームとして記録する)を利用して、Fixの素材に手ブレ感を追加してました。
・FinalCutのXML情報をPremiere CS4でインポートできる。

AfterEffectsにPhotoshopのデータをレイヤー別に取り込む方法(時間をずらし順番に並べる方法)

フォトショップのファイルを読み込む際、
「フッテージ」で読み込むと、全てのレイヤーを統合したものか、一つのレイヤーのみの読み込みになります。
「コンポジション」を選ぶと、レイヤーごとに全てのレイヤーが独立した状態で別々に読み込めます。
「コンポジション レイヤーをクロップ」を選ぶと、トリミングされて読み込まれます。

参考:After Effects Style|フッテージとコンポジションの違いについて

Photoshopをコンポジションで読み込んだ状態では、レイヤーが同じ時間に重なっています。
これを時間をずらして配置したい場合は、ずらしたい素材を選択し、
右クリックから 「キーフレーム補助」 → 「シーケンスレイヤー」 でできます。
(オーバーラップなど必要に応じて設定すると、切り替わりにフェードなどの効果がつけられたりします)

ちなみに、選択した順番が、配置される順番となるため、
上から下にレイヤーを選択した場合、見た目としては右肩さがりに配置され、
下から上に選択した場合、見た目としては右肩あがりに配置されます。(下の画像参考)
psd_layer

参考:After Effects Style|素材を順番にずらして配置する

AfterEffectsで音楽に合わせる方法

RAMプレビュー再生時に、テンキーの 「*」 を押すと、選択したレイヤーの押した時点にマーカーを付けれます。(オーディオプレビュー時でもできます)
消すときは、マーカー上で右クリックをすることで削除項目が出てきます。

RAMプレビューを「現在の時間から」と組み合わせて自分は行っております。

3Dぐるぐるテキスト

人の周りをぐるぐる回るテキストを作りたいなと思ったとき、
作り方をいろいろ考えたのですが、見事にプリセットに用意されていました。

アニメーションプリセット → Text → 3D Text → 3D回転(輪) ※CS3の場合

プリセットでは、Path options の最初のマージンにイーズイーズがかかっているので、速さに緩急がかかっています。
一定のスピードで動くようにするためには、通常のキーフレームにする必要があります。

■サンプルファイル
http://www.tatsuaki.net/tmp/3dtext_guruguru.aep

ブラシアニメーションエフェクトの位置

ブラシアニメーションの場所が、以前は「エフェクト→スタイライズ→ブラシアニメーション」だったのが、CS3?くらいから「エフェクト→描画→ブラシアニメーション」に変わりましたね。
一瞬、迷いました…。
メモ帳代わりに。